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|第5号議案|
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憲法改悪と安保強化、社保改悪・大増税をゆるさず、
職場とくらし、政治に憲法を生かす大きなたたかいの発展をめざす決議(案)

戦後60年、被爆60周年の大きな節目を前にいま私たちは、憲法と平和、民主主義、働く者の権利と国民のくらしをまもりぬくのか、それとも戦後民主主義の歩みを逆もどりさせる道をゆるすのか、労働運動の未来と戦後史をかけた、たたかいのときをむかえています。

自民党、公明党、民主党、財界など改憲勢力は、2007年の国政選挙と結びつけた憲法改悪の国民投票にむけ、「国会法改正案」と「国民投票法案」を、さらに「戦争に賛成し参加する人づくり」をめざす教育基本法の改悪案を提出するかまえです。平和と民主主義、国民の基本的人権、労働者の働く権利と団結権を保障した日本国憲法は、職場とくらし、労働運動前進の土台です。

憲法改悪の最大のねらいは「戦争をする国」への大転換にあります。 すでに世論を無視し、現行の安保条約にも反して自衛隊がイラクに派兵され、多国籍軍への参加が強行されました。憲法9条への攻撃は、日本をアジア・太平洋地域をにらんだ軍事戦略の拠点づくりとしの在日米軍基地再編の動きとともに、「米軍といっしょにたたかう日米同盟」に照準を合わせたものです。

イラクでは、「武装勢力の一掃」を名目にした、米軍によるファルージャへの徹底的な無差別攻撃によって、いまなお多数の市民が犠牲となり、反米勢力による抵抗運動があらたな拡大を見せるなど、事態はいっそうドロ沼化しています。

JMIUは、あらためてイラクからの自衛隊撤退を要求するとともに、改憲勢力のたくらみを許さず憲法をまもりぬくため、職場のなかから学習と討論、署名運動をまきおこして、「改憲反対」「憲法まもれ」の圧倒的世論をつくりだすとともに、憲法をまもる広はんな国民的共同の拡大と運動の一翼を担い全力をあげるものです。

憲法そのものへの攻撃とともに、国民のくらし、社会保障制度へのあらたな攻撃も本格化しています。圧倒的世論の反対をおしきって強行された年金改悪、配偶者特別控除廃止(来年1月分の所得税から実施)に続き、3兆3千億円の負担増となる所得税・住民税の定率減税廃止と07年からの消費税引き上げへのレールが敷かれようとしています。

3年連続の増益を続ける大企業への法人税減税は据え置きしながら、労働者と国民へは負担増のみをおしつける小泉自公内閣の連続した「くらし」と「社会保障」への攻撃は、憲法や労働基準法がうたう「健康で文化的な最低限度の生活」「人間らしい生活」への重大な侵害です。

労働法制の新たな改悪もたくらまれています。ホワイトカラー・エグゼンプションは、労働時間の制限そのものを撤廃するというものであり、長時間労働、不払い残業に拍車をかけるものです。

解雇の金銭解決は、カネさえ出せば自由に解雇できる、まさに「首切り支援法」そのものです。財界はさらに、製造現場での派遣労働期間の延長もねらっています。

憲法と平和、くらしと雇用への一連の攻撃は、自民党政治と国民・労働者との激しい矛盾を引き起こしています。それは先の参議院選挙における自民大敗の結果にも示されました。

いまこそ、平和と民主主義をまもり働く者の権利をまもりぬく労働組合の役割を発揮しぬくときです。

JMIUは、憲法改悪と安保強化、社会保障改悪・大増税を許さず、憲法をくらしと職場、 政治に生かすため、職場・地域で全力をあげてたたかいぬくものです。


2004年11月13日
全日本金属情報機器労働組合
2005年度第1回中央委員会