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2010年春闘・闘争宣言

 いよいよ2010年春闘本番に突入した。
2010年春闘は、「すべての仲間の賃上げと安定した雇用」を実現し、労働者の雇用・生活危機を突破するとともに、労働者の雇用・くらしをまもる「経営責任」をせまり、「合意協力型労使関係」の前進と企業の将来展望をつくるたたかいである。
 「不況」長期化の最大の要因は、自動車・電機をはじめとする輸出大企業がアメリカでのバブル崩壊を口実に、不法・不当な「雇用・生活破壊」の攻撃を強めた結果、「失業の増大、生活悪化→消費の冷え込み→中小企業の経営悪化→倒産・リストラ→失業の増大、生活悪化」という悪循環に陥っていることにある。
 JMIUは、「すべての仲間の賃上げこそ、最大の景気対策」を高くかかげ、統一ストライキを背景に、産業別団体交渉でこれを徹底して主張し、くらしも雇用もまもる「攻めの春闘」に総決起する。
 通常国会では、これまでの「大企業中心・対米依存の政治」から、国民のくらしと中小企業をまもる政治へと転換させることが大きな争点となる。とりわけ、大量の非正社員を生み出した「労働者派遣法」の抜本改正をかならず今国会で実現しなければならない。また、沖縄県民の切実な要求である普天間基地の無条件撤去をかちとる。
 JMIUは、「非正規切り」や工場閉鎖などのリストラ、「雇用破壊」とのたたかいの最前線に立ち奮闘し、労働組合の社会的影響力を大きくひろげるとともに、JMIU自身も組織的前進をかちとることができた。組織建設は春闘における要求と労使関係の前進に直結する。こうした立場から、JMIUの強化・拡大に全力をあげる。
 JMIUは、産別・地域の仲間との共同を大きくひろげ、「くらし、雇用、将来展望、労使関係、組織建設」を合言葉に「雇用・生活危機突破」をはじめとする春闘の課題に全力をあげることをここに宣言する。


2010年1月30日

全日本金属情報機器労働組合
第43回臨時全国大会



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